ゴールボール選手・天摩選手は、何人ものゴールボール選手の中で、珍しい経歴を持っている選手です。

もくじ
2020年パラリンピック選手・天摩由貴(てんまゆき)のプロフィール
天摩由貴選手は1990年7月26日生まれ、出身は青森県八戸市です。
8月16日、リオパラリンピックでゴールボール5位の天摩由貴様に「八戸市スポーツ大使」を委嘱しました。
現在も東京パラリンピックを目指してご活躍中です。
天摩様からは「大使として八戸を知ってもらえるようPRしたい」とのメッセージをいただきました。
皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/UaM4pfrYF1— 八戸市 (@HachinoheCity) August 16, 2018
天摩由貴選手は先天性の目の病気で視野が狭く、子供のころの視力は0.04ほどでした。
ぼんやりとした視界でしたが、大のスポーツ好きで学生時代から陸上選手として活躍されていました。 2012年のロンドンパラリンピックでは陸上競技の100m,200mの視覚障害クラス代表選手として出場しました。 なんと彼女はそこから陸上競技からゴールボールに転向し、リオパラリンピックに出場。 5位入賞を果たし、2017年からは日本代表のキャプテンとしてプレーされています。 |
陸上競技生活の名残が感じられる脚力を活かしたスピード感のあるプレーで、パラリンピック優勝を目指し、日々トレーニングに取り組んでいます。
天摩由貴(てんまゆき)の経歴やゴールボールとの出会い
学生時代から陸上競技に打ち込み、オリンピックに出場するまでに力をつけた天摩選手ですが、ロンドンパラリンピックでは世界のレベルの高さに圧倒されてしまいます。
出場した競技はあえなく予選落ち、このまま競技を続けて4年後にメダルを取れるのかと自問自答を繰り返していたころ、転機が訪れます。
それがゴールボールとの出会いのきっかけになりました。 東京パラリンピック・ゴールボール競技自体のレベルアップと選手層の強化を目的に、ゴールボールに誘われたのです。 |
彼女はゴールボールを「新しい夢」と表現します。

ゴールボール・天摩由貴(てんまゆき)の障害の原因
天摩選手の障害は先天性の網膜色素変性症というものです。
とっておき情報!
11/24(日)8時~bayfm放送のベイ・モーニング・グローリーに、何と!ゴールボール「日本代表チームキャプテン」信澤用秀(のぶさわようしゅう)選手と天摩由貴(てんまゆき)選手が出演!
貴重です!聞いて欲しいな~^^#千葉市 #Tokyo2020 (KK) pic.twitter.com/jBiz7VIOKn— ちば市役所ノヒト (@chiba_c_staff) November 22, 2019
(写真一番左が天摩選手)
この病気を患うと、徐々に視野狭窄が進み、視力を失う可能性があります。
徐々に視力が落ちてくるなかで、身長155cmとゴールボールのプレー選手としては小柄な体格を生かし、小刻みにコート上を動き、的確なシュートと鉄壁の守備に徹します。 |
陸上経験のある天摩選手なので、脚力や瞬発力は陸上時代の名残を感じさせる素早さがあります。

天摩由貴(てんまゆき)の高校大学
陸上競技に捧げた学生生活だったと言っても過言ではないほど、ストイックに練習に励んだ天摩選手。
天摩選手の入学した高校は、筑波大学附属視覚特別支援学校高等部です。
その後、視覚障害があることで体育の教員にはなれないことがわかり、得意な数学で活躍するために日本大学文理学部数学科に進学します。
そしてさらに、日本大学大学院総合基礎科学研究科地球情報数理科学専攻修士課程へ!

パラリンピックを目指すきっかけになったのは、高校時代のクラスメートがパラリンピックに出場したことでした。
徐々に文字の判別すら難しくなってきていたころだったので、そこから猛特訓が始まり、大学時代に念願のパラリンピック出場を果たします。 |
伴走者とともに駆け抜けた学生時代だったといえます。
またロンドンパラリンピックに出場した際に、8万人という大歓声のなかで走ることは、「とても勇気づけられた」と振り返っておられます。
かわいい天摩由貴(てんまゆき)の結婚や彼氏
朗らかな表情が印象的な天摩選手ですが、結婚や彼氏などのプライベートに関してはどうなのでしょうか。
彼氏や結婚といった恋愛話は現状ないようです。
それよりも今は目前に迫ったパラリンピックに向けての調整に忙しい日々なのだと考えられます。 |
非常に負けず嫌いな性格というのが、彼女の持ち味です。
陸上選手として世界の壁を知ったロンドンパラリンピック、ゴールボールに転向後に出場し5位入賞となったリオパラリンピックの雪辱を果たすのは、間違いなく今回の東京パラリンピックです。

まとめ
- 天摩選手はもともと陸上選手として活躍していて、その後ゴールボールに転向したという異例の経歴の持ち主だった
- ロンドンパラリンピックに出場するも挫折を経験し、ゴールボール選手に転向したという経緯があった
- 天摩選手は先天性の網膜色素変性症を患っており、今後失明する可能性もあるということだった
- 学生時代のクラスメートの影響を受けてパラリンピック出場を決意した
- 天摩由貴選手はまだ結婚されておらず、旦那さんや子供はいなかった
- また、彼氏がいるというような恋愛系の話題も現状なかった