東京都内の練馬区にある遊園地「としまえん遊園地」が、段階的に閉園を検討していることを、施設を運営する企業「西部ホールディングス」が発表しました!
大型のテーマパークが賑わいを見せる中、中小規模の遊園地の経営は厳しく、としまえん遊園地も入園者数がピーク時の3分の1となっていたとのこと。 その、としまえん遊園地が閉園となり、さらにその跡地にはハリーポッターのテーマパークができるということでびっくりです。 |
9年前から決まっていた「としまえん閉園」の理由
西武グループの関連会社が運営する”としまえん”は、西武豊島線豊島園駅の北西にある大型の遊園地。
なぜとしまえんは閉園してしまうのか?裏側にはいったいどのような理由があるのでしょうか?
それは2011年まで遡っていくと出てくるんです。
としまえんが閉園に至った主な理由は・・・ 2011年の東日本大震災を受けた東京都が、周辺の住宅密集地の中の避難所として、都立の「練馬城址(じょうし)公園」として2020年度までの事業化を視野に入れてずっと西武グループと交渉していたからなのです! |
これに関して、西武グループは協力の意向を示しており、ちょうどその2020年の2月にこのような形で”としまえん”の閉園という発表になったということです。
別の理由としては、”としまえん”の老朽化や経営不振なども背景にあったのだと考えられますが、メインの理由は、この東京都との事業化が大きいのではないかと考えられます。
「としまえん閉園」に対する住民の反対の声
2011年の東日本大震災以降ずっと協議を進めてきた東京都と西武グループでしたが、としまえん閉園に対しては住民の反対の声も多くみられたようです。
1926年の「練馬城址 豊島園」として開園した当初から考えると、実に約100年の間地元を支えてきた”としまえん”。 そこに支えられてきた住民の生活が当然あるので、東京都の事業化の話がすすみ、としまえんが閉園してしまうことでそのエリアへの集客力がなくなってしまうと考え反対したというわけなんです。 |
でも、ここにきて、西武グループと「ワーナーブラザーズ」との間に「ハリーポッターのテーマパーク」建設の話が出てきました!
それにより、反対の理由だった”としまえんが閉園してしまうことでの集客力の低下”という問題が解決し収益化も見込まれ、”としまえんの段階的な閉園”と跡地の”ハリーポッターのテーマパーク”の建設という話が進んだのだと考えられています! |
「としまえん閉園」今後の問題と世間の反応
住民の反対の声があった問題も解決し、いよいよ具体的に2023年の開園をめどに話が進んでいきそうな「”としまえんの段階的な閉園”と跡地の”ハリーポッターのテーマパーク”の建設」。
でもまだまだハリーポッターのテーマパーク開園までの道のりには問題もあるようです。
としまえん閉園後に問題とされる1つには、雇用の問題が挙げられています。 |
大型レジャー施設である”としまえん”では、従業員128名(2019年4月)が働いています。
跡地はハリーポッターのテーマパークになるということが分かっているので、そちらで引き続きスタッフとして働くことができれば良いのですが、やはり全く違う会社になるところや、事業内容も同じテーマパークとはいえ少し異なりそうなので、難しい面があるのではないかと考えられています。 |
また、跡地にできるハリーポッターのテーマパークは、ロンドンにあるそれの2つ目として作られる予定なのですが、ロンドンととしまえんのある地域・練馬区との違いにも心配の声があるようです。
ロンドンは、ハリーポッターシリーズの舞台であるということから、「ロンドンのハリーポッターのテーマパークに行ってきた!」という、最高の条件がありますが、それが練馬区だと難しいのではないかということなのです。 |
こちらに関しては、やり方次第だと思われますし、鉄道を所有する西武グループという最大の強みを生かして、目的地に向かう道中もハリポッター仕様の鉄道を走らせるなど、これからの展開が期待されます!
そして、閉園に対する世間の反応は・・!
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閉園してしまうのはとても残念だ!という声が多くみられました。
やはり、開園からの歴史があり、地域に根づいた”としまえん”には、いろいろな人の思い出がたくさん詰まっているようです!
また、中には「豊島園駅」という駅名も変わるのでは?という意見も!
そこも含めて今後の新しい情報に注目です。
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まとめ
- ”としまえん”の閉園は、9年前からあった東京都との事業化が理由だった
- ”としまえん”の閉園に対する反対の声は、集客に対する不安の声だった
- ”としまえん”の閉園後の問題点は、雇用問題など今後閉園までに解決が望まれるものだった