アウトドアで役に立つだけでなく、おしゃれ着としても使える定番アウターと言えば、マウンテンパーカーですよね。
いつものようにマウンテンパーカーを着た時、裾に付いている紐を絞るべきか、そのままにしておくのが正解なのか気になったことはありませんか?
邪魔で気になって仕方がないから、ハサミで切ってしまいたいと思った人ももしかしたらいるかもしれません。
この紐はドローコードという名前で、実はちゃんと目的があって付いているものなんです!
ドローコードの使い方や上手い結び方が分かれば、今まで以上にマウンテンパーカーがおしゃれに着こなせそうですよね。

マウンテンパーカーの紐が邪魔だと思われちゃう原因
ドローコードを邪魔に感じる原因としては
- シンプルに使う必要を感じない
- ドローコードの周りの生地が傷みやすくなる
- カジュアルな雰囲気が強くでてしまう
- 他の服と合わせるのが難しい
- 紐部分だけコーデから浮いてしまう
などが挙げられます。
アウトドアの場面では雨風を凌いだり、寒暖差を調節するために便利なドローコードですが、日常で必要なことは確かに少なそうですよね…。
マウンテンパーカーできれいめコーデを組んだ時に、紐だけ浮いてしまうから切ってしまいたいという気持ちも分からなくもありません。

マウンテンパーカーの紐の本来の使い方
邪魔者扱いされがちなドローコードですが、いったいどのような場面を想定して付けられたものなのでしょうか?
そもそもマウンテンパーカーは、登山用のアウトドアウェアとして1968年に誕生しました。
アウトドアで遭難しかけた経験を持つ人たちが、緊急時に人の命を守るウェアを作ろうとして試行錯誤を繰り返し生まれたのが、マウンテンパーカーです。
そのため、雨風を凌ぐためだったり、体温調節のために様々な工夫がされているんですね。
ドローコードもその一つで、ボタンを全部閉めた状態でフードを被りドローコードを絞れば、上からの雨風を完全に防ぐことができるようになっています。

マウンテンパーカーの裾の紐は切ってもいい?
ところで、マウンテンパーカーの紐は切ってもよいのでしょうか?
アウトドアの場面では便利とはいえ、日常生活でドローコードを絞らないといけない場面に遭遇することはそうそうないように思えます。
全体のバランスやおしゃれを大切にしている人が、邪魔なドローコードを切ってしまいたいと思ってもおかしくはないでしょう。
結論から言って…、
どうしても気になるようなら、切ってしまっても良いと思います。
裾部分のドローコードを切ってしまったマウンテンパーカーは、Aラインのフォルムになることが予想されるので、そういったデザインの方が好みの人は切ってしまってもよいでしょう。
一方で、普段からパーカーやスニーカーなどのカジュアルな服を着ることが多く、オーバーサイズの服もよく見に着けるという人は、切るのを少し待ってみてもよいかもしれません。

マウンテンパーカーの紐のおすすめの結び方
マウンテンパーカーの紐を切るのは抵抗があるけど、やっぱり気になるという方には、紐を結んでしまう方法をおすすめします。
おすすめの結び方は、片結びです。
目にすることの多いいわゆるちょうちょ結びとは違い、引っ張ってもほどけにくいうえにより簡単な結び方です。
片結びの結び方は
- 紐の途中をひねり、輪っかを作ります。
- その輪っかの中に紐を通し、二つに折り返します。
- 通した方ではない紐を引き、結び目を絞ります。
以上で完成です!
紐が長すぎて片結びをしても長さが余ってしまうという方は、丁度良い長さに紐を切ってから片結びをするのがおすすめです!
ちょうちょ結びができそうならそれでも構いませんが、片結びよりはかわいらしい印象になりやすいです。

靴ひも用のストッパーを使っても可愛くアレンジできるのでおすすめ!
ストッパーにはいろんなカラーがあるので、マウンテンパーカーの色に合わせたり逆に目立つ色にしてもワンポイントになって可愛いかも♪
\ マウンテンパーカーのメンテナンスや着こなしについて(^.^) /
まとめ
邪魔扱いされやすいマウンテンパーカーの紐ですが、
- 緊急時に命を守る
- 雨風を凌ぐ
- 体温を奪われないようにする
などの役割がありました!
でも日常生活でドローコードを使うことがそうそうないのも事実…。
どうしてもドローコードが気になってしまうという方には、
- ハサミで切ってしまう
- 片結びで短く結ぶ
- ちょうちょ結びでかわいく結ぶ
ことをおすすめします。
ドローコードを切るとマウンテンパーカーのラインが変わってしまうので、それでも良い方は紐を切ってみてください。
最終的には自分に似合っていれば何でも良いと思うので、厄介もののドローコードも上手く活用しておしゃれを楽しんでみてくださいね。