台風や大雨などの災害時、家に備蓄した3日分以上の非常食があるととても安心です。
そこで、身近な近所のスーパーで備えられる家族4人分の非常食3日分の例を3パターン考えてみました!
不安な中、食べるものもなくて・・となった場合、心細く最悪生死にかかわる事態にもなるかもしれません。
非常食は最低でも3日分以上あると良いと言われていますが、非常用のものはとても高く特殊なコーナーにしか売っていなかったりしますよね。

台風や大雨などの災害時にスーパーで備えられる非常食3日分のメニュー
台風や大雨などの災害時にスーパーで備えられる非常食3日分のメニューを考える時、その選び方にはいくつかのポイントがあります。
スーパーには備蓄用の特別な保存ができる食品がそろっているわけではないので、基本的には次のような条件を満たすものを選ぶと良いです。
- 食べ慣れた味や好みの味を選ぶ
- 常温でそのまま食べられるものを選ぶ
- 衛生面でも安心なものを選ぶ
- 栄養バランスを考えて幅広く選ぶ
- 食べたらすぐに買い足すローリングストックをする
それでは、家族4人と仮定した場合の具体的な例を3パターン紹介します。
3日分のメニューのパターン1
パターン1:水やご飯などの基本的な食料に加えて、缶詰やレトルト食品で主菜や副菜を補うもの
- 水 36リットル(2リットルのペットボトル18本)
- ご飯(パックやおかゆなど) 36食(一日1人3食)
- 缶詰 24缶(一日一人2缶)
- レトルト食品 24個(一日1人2種類)
- お菓子 必要な分だけ
缶詰は肉や魚、果物など種類が豊富で栄養バランスがとれます。
レトルト食品はカレーやシチュー、雑炊など温めるだけやそのまま食べられるものが多いのでとても便利です。
お菓子はチョコレートやクラッカーなどでストレス解消やエネルギー補給に役立ちます。
3日分のメニューのパターン2
パターン2は、水やアルファ米などの基本的な食料に加えて、パンやインスタント・レトルト・フリーズ食品でメニューのバリエーションを増やすものです。
- 水 36リットル(2リットルのペットボトル18本)
- アルファ米やおこわやお赤飯のパック 36食(一日1人3食)
- パン・乾パン 24個(一日1人2個)
- インスタント・レトルト・フリーズ食品 24個(一日1人2種類)
- お菓子 必要な分だけ
アルファ米は水やお湯を加えるだけで炊きたてのご飯が食べられます。
最近ではスーパーでも売ってることが多いのでぜひ探してみてください。
お赤飯やおこわなどのご飯のパックなども腹持ちするのでおすすめです。
パンや乾パンはそのままでもおいしく食べられるので水などがすぐに確保できない場合にも対応できます。
長期保存の効くパンとしては、缶詰パンやロングライフパンというのがあります。
最近ではスーパーにも並んでいることも多いので、ローリングストック用の備蓄として循環させておくのも◎
インスタント・レトルト・フリーズ食品はカップラーメンやカップスープ、フリーズドライの野菜や果物などがあるので栄養やビタミンを摂るのに便利です。
お菓子はゼリーなども混ぜると水分補給にも役立ちます。
3日分のメニューのパターン3
パターン3は、水や缶詰めご飯などの基本的な食料に加えて、お菓子やサプリメントでカロリーや栄養素を補うものです。
- 水 36リットル(2リットルのペットボトル18本)
- ご飯(パックやおかゆなど) 36缶(一日1人3缶)
- 缶詰 24缶(一日一人2缶)
- お菓子 必要な分だけ
- サプリメント 必要な分だけ
缶詰はツナやサバ、コーンやグリーンピースなどがあり、バリエーション豊かにそろえておくと栄養バランスもよく食べることができます。
お菓子はビスケットやドライフルーツなどにすることでお腹がすいた時の空腹感を満たすことができます。
サプリメントはビタミンやミネラルなどの栄養素を摂取する目的があります。
またご飯の代わりにお餅を主食にするのもありです。
お餅は薄くスライスすれば短時間で水やお湯で柔らかくして食べることが可能です。
他にもグラノーラを普段からよく食べる家庭なら、それをローリングストックにしておくのもおすすめです!
台風や大雨などの災害時に非常食3日分を食べるスケジュール例
非常用の食品は最低限3日分ストックすることで、台風や大雨などの災害に備えられます。
そこで、備蓄した非常食を3日間の間にどのような順番で食べていくか、スケジュールの例もご紹介します。
1日目 缶詰のツナやマグロ、サーモンなどの魚の缶詰、マルチビタミン飲料、マグカップ麺
2日目 クラッカーやビスケットなどの乾パン類、保存性に優れタンパク質も摂れるる豆乳飲料、小袋に入ったドライフルーツやナッツ
3日目 カロリーが高く、保存性もよいチョコレートバーやエナジーバー、スポーツ飲料、缶詰のコーンや豆などの野菜の缶詰
1日目よりも3日目に高カロリーなものを食べるようなイメージです。
仮に災害に遭ってしまったとして、1日目は前日にきちんと食事をとっていたり、これまでの栄養やカロリーがあります。
そこで3日目にカロリーの高いものを残しておいて補給するというスケジュールになります。
ですが、栄養のバランスを考えるとできれば様々な食品を少しずつ食べたいところですよね。
できれば小分けになっているものをローリングストックしておくなど、少しずつ食べれるような工夫をすると良いです。
台風や大雨などの災害時の非常食を備蓄するときのコツ
備蓄するときのコツは、ローリングストックという方法がおすすめです。
これは、普段から日持ちのする飲み物や食糧、日用品を多めに買い置きしておき、賞味期限が近づいたものから使って、その分を買い足していく方法です。
必要な量を無理なく備蓄することができるのでとても便利ですし、普段の食品を食べることができるのでストレスなく非常時も過ごすことができます。
備蓄しておく量は最低3日分ですが、望ましいのは1週間分程度とされています。
水や食料だけでなく、懐中電灯や簡易トイレなども用意しておくと便利です。
また、乳幼児やお年寄り、アレルギーのある人などは、それに対応した食品を2週間分ほど備蓄しておくことが大事になってきます。
非常時には個々に対応した食品はすぐには手に入らないことが予想されるので、注意が必要です。
備蓄のコツは、自分の好きなものや普段使っているものを選ぶこと。
災害時には不安やストレスが大きいので、好きなお菓子や飲み物で少しでも日常の時間を取り戻すことにつながります。
また、備蓄品は非常用持ち出しバッグにまとめておくと、いざというときに役立ちます!
台風や大雨などの災害時には非常食以外に何を買っておくとよい?
非常食以外に準備した方が良いものは、災害時に役立つ各アイテムです。
例えば、次のようなものがあると安心です。
- 水:1人1日3リットルが目安です。生活用水も必要です。
- カセットコンロやカセットボンベ:ガスや電気が止まっても温かい食事ができます。
- 救急セット:絆創膏や包帯、常備薬などを入れておきます。
- 軍手:がれきや割れた窓ガラスなどから手を守ります。
- 防災ラジオ:災害時の情報を聞くことができます。手回し充電機能やスマホ充電機能があると便利です。
- バッテリーや電池:スマホや懐中電灯などの電源として必要です。
- 衣類やタオル:清潔に保つために用意します。
- ウェットティッシュや携帯トイレ:水やトイレが使えない場合に役立ちます。
- 生理用品:生理用品は絆創膏の代わりに用いたり、下着が洗えない状況で使ったりと様々な使い方ができます。
- トイレットペーパー:様々な用途に使えるトイレットペーパーもあると便利なもののひとつです。
これらのものは、防災リュックやプラスチックコンテナ、衣装ケースなどに入れておくと良いでしょう。
定期的に中身をチェックして、保存期間が過ぎていないか確認することが大事です。
まとめ
台風や大雨などの災害時、家に備蓄した非常食があるととても安心です。
非常食3日分の例を考えてみると、家族分揃えるのはかなりの量になることが分かります。
また栄養などもバランスよく食べるためにも人数分のメニューをそろえておくことが大事になってきます。
自分の家族に合わせ、ローリングストックしながらそれに加えて長期保存できる非常食も備蓄しておくのがおすすめです!