フィリピンの東海上で発生した熱帯低気圧。
その熱帯低気圧が台風に発達して、また日本に近づいてきています。
今回予想通り台風に発達すれば、台風5号となりますが、この台風5号は日本に上陸となるのでしょうか?
また、台風5号はいつくるのか?
その最新の進路予想と台風の強さの指標となる最大瞬間風速などもお伝えしていきます。
2020台風5号の日本上陸の可能性
フィリピンの東海上の熱帯低気圧が、だんだん日本に近づいてきています。
熱帯低気圧が海の水蒸気を吸収して、どんどん大きくなると台風となっていきますが、この熱帯低気圧も発達しながら日本に進んできている様子。
8日現在は、
- フィリピンの東の海にいる
- そこから北へ進む
- 日本の沖縄へ接近
という状態。
現在のところ、「沖縄に接近」となっているので、「日本上陸」の可能性は今のところないようです。
ここからの進路によっては、今後上陸する可能性も否定はできないので、最新の情報に十分に注意していきたいところですね。



2020台風5号のアジアでの名前
現在のところ、フィリピンの東の海から北へ進んで、沖縄の方に進んでいるということです。
台風4号は「ハグピート」という名前がついていましたが、5号の名前はまだ台風となっていないこともあり、発表されていません。 しかし、台風のアジア名は、決められた140のリストから順番に命名されるので、前回フィリピンが命名した「ハグピート」だったので、台風5号は韓国が命名した「チャンミー」という名前になるはずです。 |
「チャンミー」は、あのきれいな花の「バラ」という意味。

ちなみに、次の台風6号はタイが命名した「メーカラー」(雷の天使)というアジア名がつく予定になっています。

2020の台風5号はいつくるのか最新進路予報情報を調査
沖縄に接近予定の台風5号。
この台風5号はいつ、日本に来るのか?そこが一番気になるところ。
自分が住んでいるところには、影響があるのか? 上陸はしなくとも、大雨が降るのか?買い物やお出かけなどで傘は必要になるのか? |

<ウェザーニュースによる最新進路予報>
日本の気象情報会社であるウェザーニュースでは、Twitterでも最新の気象情報を発信しています。
8/8時点での情報はこちら!
フィリピンの東海上にある熱帯低気圧は明日9日(日)にも台風5号となる可能性があります。熱帯低気圧から台風に変わる頃にはすでに沖縄に近づいていると見られるため、早めの備えが必要です。https://t.co/DlkYsd2YrN pic.twitter.com/5FdiHSNBhM
— ウェザーニュース (@wni_jp) August 8, 2020
9日に台風5号となる予報となっており、台風に発達した頃には沖縄に近づいているということです。
この熱帯低気圧は、中心の東から南東側に雲が広がっている状態なので、進路の東側になる沖縄周辺では雨や風が強まることが予想されています。 特に沖縄本土や奄美大島への影響が大きいようです。 |
その後、10日には東シナ海に抜けるため、九州を含む西日本では湿った空気が流れ込み、雨が降りやすくなるようです。
台風自体は、九州には近づかず朝鮮半島に向かうということですが、この湿った空気の影響を受けることになりそうです。

2020年の台風5号の最大瞬間風速
この台風5号となる予定の熱帯低気圧は現在…
- 方向と速度:北へ20km/h
- 中心気圧:1002hpa
- 最大風速:15m/s
- 最大瞬間風速:23m/s
となっていますが、ここから発達してくるので、数値は変わってきます。
台風5号が一番接近する予定の沖縄本土や奄美大島では、
- 風速25m/sを超える暴風
- 1時間に50mmを超える雨
というおそれもあるとのことなので、該当する地域にお住まいの方は、十分に注意してお過ごしください。

<2020.8.10追記>
台風5号は、10日の昼前から夕方にかけて九州北部に最接近するとのこと。
九州の西の海上や対馬海峡では非常に強い風やうねりを伴う大しけになり、陸上でも最大風速25メートルが予想されています。
このような強い風では、転倒する人も出てくる可能性もあります。ご注意下さい。
その後、夜には四国や中国地方、近畿地方でも局地的に雷を伴う大雨が降るところも。
このようにゲリラ的に降る雨では、マンホールからあふれ出る水や側溝からも水があふれてくる可能性もあります。
低い土地の浸水にも注意が必要です。
【今日、傘必要?】
北海道は雨が降りやすいため大きい傘が必要です。また、東海から西日本はゲリラ豪雨に備えて折り畳み傘を。高知県の山沿いや、台風の影響を受ける五島列島や対馬は風雨が強まるため、荒天時の外出は控えてください。https://t.co/kCbIPZpqRD pic.twitter.com/Fwq4zQAFL3— ウェザーニュース (@wni_jp) August 9, 2020
傘のあるなしの便利な情報も出てました!
まとめ
- 8/8現在フィリピンの東海上に位置している熱帯低気圧は、発達しながら北上して台風5号となり、沖縄に接近する予報だった
- 台風5号は、韓国が命名した「チャンミー」(バラ)というアジア名がつくと予想された
- 台風5号は、9日に沖縄本土や奄美大島に接近して、10日には東シナ海に抜けるとの予報だった
- 10日に東シナ海に抜ける際、九州を中心とした西日本にも大雨などの影響がでる可能性があった
- 9日の沖縄本土や奄美大島では、25m/sを超える暴風や1時間に50mmを超える局地的な大雨が降る恐れがあり、接近に備えて十分な注意が必要だった