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長命寺の桜餅はどこで売ってる?道明寺との違いは?関東関西でなぜ違う?

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桜餅の種類「道明寺」「長命寺」の違いは?関東関西でなぜ違うの?

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桜餅の種類には「道明寺」「長命寺」の2種類ありますが、その違いは何なのでしょうか?

長明寺の桜餅はどこで売ってるのでしょうか?

実は関東では道明寺の桜餅が多く、関西では長命寺の桜餅がほとんどです。

なぜ東西で種類が違うか?この地域ごとの桜餅の違いはなぜ起こったかに迫ります。

その背後にはどのような歴史的、文化的要因が影響しているのでしょうか?!

ひな祭りに食べられる和菓子として知られているあの桜餅が2種類あるなんて・・知った時には衝撃でした。

全く違う和菓子だと思っていた2つがまさか同じ「桜餅」なのだと知った時の驚き。

さらに地域によって食べられている桜餅の種類が違っているとは!その謎に迫ります。

長命寺の桜餅は都内のどこで売ってる?

長命寺の桜餅といえば、東京都墨田区にある「長命寺桜もち山本や」が本家本元として有名です。

隅田川沿いの桜並木が美しいこの場所は、江戸時代から続く歴史あるお店で、伝統の味を守り続けています。

お店は浅草からも近く、春にはお花見客で賑わうスポットのひとつです。

もし直接お店に行けない場合でも、デパートの催事や期間限定の物産展で取り扱われることがあります。

長命寺の桜餅は、ほんのり塩気のある桜の葉と上品な甘さの餡が絶妙なバランスで、一度食べたら忘れられない味わい。

また、和菓子専門店で長明寺型の桜餅を販売しているケースもあるので、近所の和菓子屋さんをのぞいてみるのも♪

桜餅の種類「道明寺」「長命寺」の違いは?

桜餅には関東と関西で異なる二つの種類があり、「道明寺」と「長命寺」でどっちがどっちの桜餅なの?とこんがらがってしまうこともよくある話。

桜餅の種類「道明寺」「長命寺」の違いは?関東関西でなぜ違うの?

地域の違い

関東では「道明寺(どうみょうじ)」の桜餅が主流で、関西では「長命寺(ちょうめいじ)」と呼ばれる桜餅が主流です。

この2つの桜餅の違いは、単に呼び方だけでなく素材や食感も異なっています。

素材の違いは?

「道明寺」と呼ばれる桜餅は、道明寺粉でもちもちつぶつぶした桜色の皮を作り、餡を包んだ、まんじゅう状のお餅を桜の葉の塩漬けで巻いたものです。

「長命寺」と呼ばれる桜餅は、小麦粉などの生地を焼いて桜色の皮をつくり、クレープのように餡をくるりと巻き、桜の葉の塩漬けで巻いたものです。

境目は?

「道明寺」を桜餅として食べているのは、福井、岐阜、愛知のラインから西で鳥取、島根をのぞく地域と、新潟、北海道です。

「長命寺」を桜餅として食べているのは、石川、富山、静岡のラインから東で、新潟と北海道以外の地域、そして、何故か鳥取、島根でも「桜餅」として食べられています。

このようなほぼ2分されるような違いが起こったのは、歴史的な経緯や地域の文化の影響があるのでしょうか?

桜餅の種類「道明寺」「長命寺」と関東関西でなぜ違うの?

桜餅の種類「道明寺」「長命寺」の違いは?関東関西でなぜ違うの?

このように正確には関東と関西という単純な地域の違いではありませんが、桜餅は地方によって形が違います。

いつも食べていた桜餅が、他県にいくと違っていることに気が付いたときはその大きな違いに誰もが驚くようです。

では、なぜ同じ日本の国土内であるにもかかわらず、地域によって異なる桜餅が存在するのでしょうか?

なぜ関東と関西で異なる桜餅が食べられているのかについては、桜餅の伝わり方とその売り出し方が影響しているようです。

また桜餅以前に関西にもともと存在していた「椿餅」という和菓子がキーポイントになってきます。

「桜餅」として先に誕生したのは「長命寺」でした。

享保2年(西暦1717年)長命寺の門番をしていた山本新六という人物によって作られたもので、当時江戸で「桜餅」として大ヒットしました。

現在でも東京都墨田区向島にある”山本や”の「長命寺桜もち」は有名です。

それを見た大阪の商人が、もともと関西で食べられていた椿餅の椿の葉を桜の葉に変えて売り出しました。

椿餅は道明寺粉で作った皮であんをくるんだお餅で、関西ではなじみの深いものでした。

大阪の北堀江にある土佐屋というお店で1830~1844年ごろに登場したのだそうです。

そしてその椿餅を元にして作った桜餅が大ヒット商品となり関西以西では「道明寺」が「桜餅」ということになったようです。

それぞれの桜餅にはその地域を感じさせる美味しい和菓子として、今でも親しまれているというわけですね!

桜餅は道明寺と長命寺ではどっちが人気?どっち派が多い?

桜餅の種類「道明寺」「長命寺」の違いは?関東関西でなぜ違うの?

2種類の桜餅「道明寺」と「長命寺」ではどっちが人気なのでしょうか?実際どっち派が多いのかを調べてみると・・

あるアンケートでは、8:2で「道明寺」を桜餅とする人が多いという結果が出ていました。

しかし、誰しも小さい時から慣れ親しんだものが美味しいと感じるもの。

アンケートに答えた人がどの地方の出身の人かによって、結果は大きく違ってくるのではないでしょうか。

また、どちらが人気かは、地域だけでなくその人の好みによるところが大きいかと思われます。

江戸時代と違って最近は全国的な流通が大変良くなっているので、両方の桜餅を食べ比べることもできます!

ぜひ、両方を食べてみて、自分の好みの桜餅を見つけてくださいね^^

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まとめ

桜餅には2種類あり、関東では「道明寺(どうみょうじ)」の桜餅が主流で、関西では「長命寺(ちょうめいじ)」と呼ばれる桜餅が主流となっています。

「道明寺」は、道明寺粉で桜色の皮を作り、餡を包んだ、まんじゅう状のお餅を桜の葉の塩漬けで巻いたもの。

「長命寺」は、小麦粉などの生地を焼いて桜色の皮をつくり、クレープのように餡をくるりと巻き、桜の葉の塩漬けで巻いたものという違いがあります。

「桜餅」として先に誕生したのは関東の「長命寺」でそれが関西に伝わり「道明寺」の桜餅が開発販売されるようになったため、違いができました。

この、関東の桜餅を関西に伝える際に、もともと関西で食べられていた椿餅の椿の葉を桜の葉に変えて売り出したという背景があったため、関東と関西の桜餅の違いが出てきたようです!

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