夏の暑さ対策や冬の空気循環に欠かせないサーキュレーター。
選ぶときに気になるのが、「ACモーター」と「DCモーター」の違いですよね!
見た目は似ていても、使い心地や電気代には大きな差があることも。
電気代が安いのはどっち?音の静かさや風の調整力など、気になるポイントを比較して、あなたにぴったりの一台を見つけましょう!
サーキュレーターのACモーターとDCモーター電気代が安いのはどっち?
サーキュレーターを使っていると、ふと気になるのが「これ、どれくらい電気代かかってるのかな?」という点。
特に夏場や冬場に毎日長時間使う人にとって、電気代は見過ごせないポイントですよね!
そんなときに出てくるのが「ACモーター」と「DCモーター」の違い。
実はこのモーターの種類によって、電気代にしっかり差が出るんです!
結論から言うと、電気代が安いのはDCモーターのサーキュレーターです。
理由はとてもシンプルで、DCモーターは省エネ設計になっており、同じ時間使っても消費電力が少ないから。
たとえば、ACモーターの消費電力がだいたい25~50Wなのに対して、DCモーターは15~25W程度。
この差が毎日の積み重ねで、けっこうな金額に影響してきます。
実際の電気代を見てみると、ACモーターの場合、1時間の使用でおよそ0.8~1.6円、1日8時間使用した場合、1ヶ月で240~270円ほど。
対して、DCモーターは1時間で約0.5~0.8円、1ヶ月で130~170円ほどになります。
月に100円以上の差が出るなら、1年使えば1200円以上の節約。
これ、地味に大きいです。
2~3年で見たら、DCモーターの本体価格が少し高くても、トータルでは元が取れる計算になりますね。
さらに、DCモーターは風量調整が細かくできるのも魅力。
特に風量を弱にして使った場合に電力の差が大きくなります。
ACモーターは弱で運転しても消費される電力はあまり小さくなりませんが、DCモーターは弱にするほど電力は消費されなくなります。
そのためDCモーター搭載のサーキュレ―ターの方が細かな風量調整ができるようになっていることが多いのです。
なので、その微妙な調整で電気代も安くできることになります。
サーキュレーターは夏の暑さ対策だけでなく、室内に洗濯物を干す場合や冬に空気を循環するために使うことができます。
その際は風力を微妙に調整できる方が節約につながります。
静音性も高いので、夜間や赤ちゃんのいる部屋でも気にせず使えるのがありがたいポイント!
節電しながら快適に使いたいなら、やっぱりDCモーターに軍配が上がります。
ただし、ACモーターにも良さはあります。
本体価格が安く、壊れにくくて長持ちするモデルも多いため、「とにかく初期費用を抑えたい!」「あまり頻繁には使わない」という方にはACモーターも十分アリです。
特に頑丈で、連続運転しても安定して使えるので、シンプルに風を送りたいだけの人には向いています。
このように、どちらが良いかは「電気代重視」なのか「初期コスト重視」なのかによって変わってきます。
長く頻繁に使う予定があるならDCモーターがおすすめですが、予算を抑えてすぐに導入したい人はACモーターでも十分満足できるでしょう。
電気代だけでなく、風の強さ、音の静かさ、デザイン、使いやすさなど、自分のライフスタイルに合わせて選ぶのがベスト。
特に最近は、エアコンと併用して冷暖房効率を上げるためにサーキュレーターを導入する家庭も増えているので、しっかり比較して選ぶのがおすすめ!
サーキュレーターのACモーターとDCモーターの機能的な違い
サーキュレーターのACモーターとDCモーターの機能的な違いをチェックしてみましょう。
一般的に、ACモーターは回路が単純で低コスト、高速回転や大型の場合に有利です。
一方、DCモーターはトルクコントロールが容易で低速回転や定速回転が必要な場合に有利です。
また、DCモーターはコンパクトで軽量な場合が多く、省エネ性に優れたものがあります。
そのため、現在商品化されているサーキュレーターはDCモーターの場合がほとんどです。
ACモーター
ACモーターとは、交流電源(一般家庭のコンセント)で動くモーターのこと。
昔ながらの家電製品に多く使われていて、構造がシンプルで壊れにくく、安価で作れるのが特徴です。
サーキュレーターも、ACモーター搭載タイプは本体価格がリーズナブルなものが多く、気軽に導入できるのが魅力。
また、ACモーターは長時間の連続使用に強く、耐久性が高いというメリットもあります。
「夏の間ずっとつけっぱなしにしたい」「夜通し運転させたい」といったニーズにも応えられる安定感があるので、シンプルな機能で十分という方にはぴったりです。
ただし、ACモーターの難点は消費電力がやや高いことと、風量調整の段階が少ないこと。
たとえば風の強さを「弱・中・強」の3段階しか選べないタイプが多く、「もう少しだけ弱くしたい」みたいな微調整ができないんです。
また、運転音もDCモーターに比べるとやや大きめなので、静かな場所や寝室では少し気になるかもしれません。
DCモーター
一方で、DCモーターは直流電源で動くタイプ。
家電の進化とともに登場した高性能モーターで、今では扇風機や空気清浄機など多くの家電に使われています。
DCモーター最大の魅力は、省エネ性能と静音性の高さです。
同じ風量でも消費電力が少なく、運転音もとても静か。夜寝るときや赤ちゃんのお昼寝中に使っても気にならないレベルです。
また、DCモーター搭載のサーキュレーターは、風量調整が10段階以上できるモデルも多く、そのときの気温や体感に合わせて細かく調整できるのが大きなポイント!
「今日は少しだけ風が欲しい」みたいなシーンにも柔軟に対応できますね。
ただしDCモーターは本体価格がACモーターより高め。
予算を少し上げる必要がありますが、前述のとおり電気代が安いため、長期的に見るとコスパは高くなる可能性大。
数年間使うことを前提にするなら、電気代の差がじわじわ効いてきます。
つまり、初期費用を抑えたい・シンプルな使い方をしたい人にはACモーター、電気代を抑えたい・静音性や調整幅の広さを重視する人にはDCモーターという住み分けができそうです。
さらに選ぶポイントとしては、「使う場所」も重要。
たとえば、リビングで日中使うだけならACモーターでも十分。
でも、寝室や書斎など静けさを求める場所、あるいは洗濯物の部屋干しで長時間運転させたいときなどは、静かで節電にもなるDCモーターが活躍します。
どちらのタイプもエアコンと組み合わせれば、冷暖房の効率をぐっと上げてくれる便利なアイテム。
だからこそ、自分の生活スタイルにぴったり合ったものを選びたいですね。
サーキュレーターのACモーターとDCモーターはどっちがいい?こんな人におすすめ!
けっきょくサーキュレーターを選ぶとき、「ACモーターがいいのかDCモーターがいいのか」「結局どっちが買いなの?」という疑問をまとめていきます!
ACモーター
まずACモーターのサーキュレーターは、なんといっても価格の安さが魅力。
5000円以下で買えるモデルも多く、手軽に導入できます。
さらに構造がシンプルで壊れにくく、耐久性が高いのもポイント。
長時間つけっぱなしにしても安定して動き続けてくれるので、「とにかく本体が安くて、壊れにくいものがいい!」という人にはぴったりです。
風量調整は「弱・中・強」などの段階式が多く、静音性は平均的。
音に敏感な人だと、夜間や寝室での使用はちょっと気になるかもしれませんが、日中のリビングや浴室の乾燥などには十分対応してくれます。
DCモーター
一方でDCモーターは、ここ数年で人気が高まっているタイプ。
最大の特徴は省エネ性能の高さ。
同じ風量でも消費電力がぐっと少なくて済むので、毎日長時間使っても電気代が安く抑えられます。
たとえば、1日8時間使っても月の電気代が100円台なんてことも。
さらに、風量調整がきめ細かくできて、10段階以上の調整ができるモデルもあるため、「今日はほんのり涼しい風がほしい」といったニーズにも柔軟に対応できます。
DCモーターのもうひとつの大きな魅力が、静音性。
運転中も驚くほど静かで、「本当に動いてる?」と思うくらい。
寝室や赤ちゃんのいる部屋、リモートワーク中の書斎など、音に敏感なシーンでもストレスなく使えます。
ただし、そのぶん本体価格はACモーターよりも高め。安くても7000円台、性能のいいものだと1万円以上するものも珍しくありません。
ここで気になるのが、「高いDCモーターを買う価値はあるのか?」ということ。
結論から言うと、頻繁に使う予定があるならDCモーターは十分に元が取れます。
なぜなら、電気代の差がじわじわと効いてきて、数年使えば数千円の節約につながるから。
さらに、音の静かさや風の心地よさを考えれば、価格以上の快適さを得られる人も多いはずです。
どっちがいい?選び方のポイント
では、どっちが買いなのか?選び方のポイントは3つあります。
1つ目は使用頻度。
毎日使う、特に長時間使う予定があるなら電気代の安いDCモーターがおすすめ。
逆に、たまにしか使わないなら初期コストの安いACモーターで十分かもしれません。
2つ目は使う場所。
寝室や勉強部屋など、静かさが求められる場所なら、DCモーターの静音性が大活躍。
一方、日中に使うリビングや脱衣所などではACモーターでも問題なし。
3つ目は予算。
やっぱりお財布事情は無視できません。
「とりあえず一台試してみたい」なら、まずはACモーターでお試ししてみるのもアリですし、「長くしっかり使いたい」「毎年の夏を快適に過ごしたい」と思っているなら、少し頑張ってDCモーターを選ぶのも賢い選択です。
結論としては、快適性と省エネを重視するならDCモーター、コスパとシンプルさを重視するならACモーターが向いています。
どちらも冷暖房の効率アップや空気の循環には役立つので、自分の使い方に合ったタイプを選ぶことが、満足度の高い買い物につながります!
今人気のサーキュレーター
エアコンとサーキュレーターの併用で節約できる電気代はいくら?最適な設定温度での使用がおすすめ!
アイリスオーヤマのサーキュレーターpcf-sdc15tの電気代や消費電力・静音・価格はどのくらい?
サーキュレーターと扇風機の違い|電気代・洗濯物の乾き方・音の大きさを比較!
まとめ
サーキュレーターにはモーターにはACモーターとDCモーターの2種類あり、大きな違いがあります。
ACモーターの方がモーター自体の価格が安いので商品も安い傾向がありますが、DCモーターの方が微弱で使えば使うほど消費電力も小さくなるので、日々の電気代を抑えることができます。
日常の中でどのようにサーキュレーターを使うのかを考えたうえでどちらのモーターのサーキュレーターを購入するかを決めると良いです。