NHKが2020年度前期の連続テレビ小説「エール」の脚本家を林宏司氏から交代することを発表しました。
9月17日から福島などですでに撮影が行われていて、朝ドラ連続テレビ小説での脚本家の途中交代はかなりの異例の事態です。
交代の理由を、当初「制作上の都合」とNHKは説明していましたが、関係者によると、クランクインしてまもなく、林宏司氏と演出担当スタッフが対立していたことのよう。
ねこ
その林宏司氏は、過去にコードブルーシリーズでも脚本を交代していました。
ここあ
コードブルーではなぜ脚本家交代となったのか? 林氏の関わった過去の作品もリサーチしていきます!
林宏司がコードブルーの脚本家を交代した理由
2008年のコード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-の脚本を担当した林宏司氏は、その後の2010年のコード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-2nd seasonも担当。
しかし、2017年の3rd seasonでの脚本は林氏ではなく、安達奈緒子氏が担当しています。 なぜ、2nd seasonまで脚本を担当していた林氏は途中で降板したのでしょうか?
ねこ
その理由について、正式な発表はなく、ネットでは様々な憶測が飛びかいました。
その代表的な理由は3つ。
- 林宏司氏が脚本を担当することを断った
- 視聴者の求めるドラマが変化したためプロデューサーとつながりのある他の脚本家になった
- 林氏とフジテレビのドラマスタッフとの対立があった
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ここあ
今回NHKの朝ドラを途中降板となったという理由からも、やはり、この3つの中で3のフジテレビスタッフとの軋轢というのがコードブルーの脚本家交代の理由だった可能性が高いです。
林宏司の過去の代表的な脚本作品と視聴率
- 2000年 涙をふいて
上戸彩の女優デビュー作。
平均視聴率 16.6% - 2001年 救命病棟24時 第2シリーズ
全シリーズ通じて主題歌などDREAMS COME TRUEの楽曲が使われている大人気ドラマの第2シーズン。
平均視聴率 20.3% - 2004年 離婚弁護士
主演 天海祐希
平均視聴率 13.7% - 2005年 離婚弁護士II 〜ハンサム ウーマン〜
平均視聴率 13.2% - 2006年 医龍-Team Medical Dragon-
日本の医療を題材とした青年漫画を原作とするテレビドラマシリーズ。
平均視聴率 14.7% - 2007年 医龍-Team Medical Dragon-2
平均視聴率 17.2% - 2007年 ハゲタカ
経済小説「ハゲタカ」シリーズが原作の実写映像化作品。
作品は高く評価され、国際番組コンクール「イタリア賞」など数々の賞を受賞している。 - 2008年 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-
主演 山下智久
毎週木曜日22時 - 22時54分に「木曜劇場」枠で放送された医療ドラマシリーズ
平均視聴率 15.7% - 2009年 BOSS
主演 天海祐希
コードブルーと同様「木曜劇場」枠で放送された日本の刑事ドラマシリーズ
平均視聴率 17.0% - 2010年 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-2nd season
平均視聴率 16.6% - 2010年 医龍-Team Medical Dragon-3
平均視聴率 14.0% - 2011年 BOSS -2nd season
平均視聴率 15.1% - 2015年 アイムホーム
石坂啓による漫画を原作としたテレビドラマ
平均視聴率 14.8% - 2016年 スニッファー 嗅覚捜査官
主演 阿部寛
NHK総合の土曜ドラマにて毎週土曜日22時 - 22時44分に放送
ウクライナの人気ドラマを原作としたドラマ
2000年の「涙をふいて」から今まで、数々のヒット作品の脚本を担当してきた林宏司氏。
医療や警察など専門的な分野の脚本を得意とする林氏が、NHK朝ドラ「エール」で音楽の世界をどのように表現するのかが注目されていただけに、今回の途中交代はとても残念なこと。
ねこ
でも、2020年1月には日本テレビで林氏と相性の良い天海祐希主演の「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」が放送予定!
今回朝ドラ「エール」の脚本途中降板ということで、ファンの期待はすでに「トップナイフ」に向けられているようです。
ここあ
今後の林宏司氏の作品からも目が離せませんね!
まとめ
- 林宏司氏が過去にコードブルーシリーズの脚本を、途中から担当しなかった理由も、テレビ局スタッフとの間のトラブルだった可能性が高かった
- 林宏司氏が過去に脚本を担当した作品は視聴率も高く、ヒット作ばかりだった