日本でも最も美しい桜の名所の一つである「千鳥ヶ淵」。
お花見の人気スポットともなっており、その周辺には200本以上の桜の木が植えられています。
そんな千鳥ヶ淵の桜を存分に満喫するためにも「どんな道順で歩けばよいのか?」事前にチェックしておきたいところですよね。
千鳥ヶ淵の桜の人気の桜ルートやお花見コースは?
基本的に千鳥ヶ淵の桜は、歩きながらお花見を楽しむのが主流。
さっそくそんな千鳥ヶ淵の人気の桜ルートやお花見コースをご紹介します。
お濠1周コース
その中でも一番人気のルートは千鳥ヶ淵のお濠の周りをぐるっと1周するコースです。
皇居周辺のお堀沿いに桜並木が続くコースで、約 2.6 キロメートルの道のりは、桜の美しさを満喫するのに最適な道です。
九段下駅から、桜を鑑賞しながら千鳥ヶ淵緑道、代官町通り、と歩いてゆき、北の丸公園を通って、日本武道館を横切り、田安門、九段下駅へと戻ってきます。
このコースで千鳥ヶ淵を1周すると普通に歩いて50分ぐらいです。
千鳥ヶ淵緑道は両側に桜並木が並び、整備されて歩きやすい道となっているので春の暖かな陽気の中、ベビーカーなどを押してゆっくり散策するのもおすすめです。
また途中、千鳥ヶ淵緑道にはボート乗り場があり、ボートに乗りお濠の中から両岸の桜を楽しむこともできます。
ボート乗り場の上には展望台がありここからの千鳥ヶ淵と桜とビル群が並ぶ風景も最高です。
ただお花見期間のボートに乗るには整理券が必要な日が多いので、乗りたい場合はボートの待ち時間のチェックや整理券をゲットしてくださいね。
桜が満開の時期にはボート乗り場には長蛇の列ができています。
北の丸公園も桜がたくさんあり、桜のスポットになっています。公園内には芝生エリアもありレジャーシートを持っていけばお花見しながらピクニックすることも!
実際この芝生で子連れでピクニックしている人もいます。(芝生の張替えをしてたりするとできない場合もあり)
また芝生広場にはベンチもあるので空いていればそこに座ってランチも可能です。
時間短縮の桜満喫コース
それほど時間が無いし、あまり混雑しないコースの方が良いという方は、九段下駅から千鳥ヶ淵緑道を通り、英国大使館や千鳥ヶ淵公園の桜を見て半蔵門駅に抜けるコースがお勧めです。
こちらのルートだとだいたい30分弱で歩くことができます。
英国大使館前の桜並木は、1898年、当時の英国公使アーネスト・サトウ氏が植樹したもの。
またこの短縮コースの中に出てきた千鳥ヶ淵公園も桜の名所です。千鳥ヶ淵公園はお堀の東側にあり、桜を眺めながらゆっくり散歩するのに最適な場所です。
もちろん、九段下からではなく半蔵門駅から出発してもOK。
半蔵門駅を出てから千鳥ヶ淵公園までは5分かからないくらいです。
静かに過ごすコース
そしてお花見をする人混みに疲れたのならば、千鳥ヶ淵戦没者墓苑で静かに過ごすのもおすすめです。千鳥ヶ淵沿いのボート乗り場のすぐそばにある墓苑には簡単な休憩所もあります。
よく手入れされた木々に囲まれた墓苑の中はしんとした静寂があり、平和のありがたさを改めて噛みしめることができます。
お花見の帰りにもし余裕があればぜひ寄ってみてください。
空いてる&短距離コース
千鳥ヶ淵の桜というとやはり千鳥ヶ淵緑道が一番混んでいるので、そこはあえて行かずに空いているコースで桜を満喫するのもおすすめです。
竹橋駅から北の丸公園に進み、公園の桜を楽しみ、科学技術館の横を通り九段下に抜けるコースです。
これだとお花見も満喫しながら混雑しているルートを避けることができます。
また子供さんと一緒にお花見したい場合には途中に科学技術館もあるのでちょっと寄るのもおすすめです。
お花見だけだと子供は飽きてしまいますが、途中で楽しいスポットがあれば、楽しく子連れでお花見することが可能です。
そして科学技術館には地下に「カフェクルーズ」というレストランもあり、カレーやオムライスやスパゲッティなどテイクアウトも可能です。(不定休・メニューも不定期に変更あり)
なので、こちらのコースだと北の丸公園も通るので、芝生エリアでテイクアウトしたものやおやつを食べることもできちゃいます。
千鳥ヶ淵とハシゴできる桜スポット
千鳥ヶ淵の桜コースと併せて周辺の桜スポットでお花見するのもおすすめです。
周辺の有名なお花見スポットとしては、靖国神社がおすすめです。
靖国神社内には桜の木がたくさん植えられており、さらに九段坂公園と神社の間にある靖国通りには桜並木が広がっています。
どのコースを選んでも、千鳥ヶ淵は花見の名所であり、思い出に残る体験ができます。
千鳥ヶ淵緑道までの最寄り駅からの詳しい行き方は?
千鳥ヶ淵緑道の桜の場所や最寄り駅からの詳しい行き方を知っておけば、緑道を初めて訪れる場合も迷わず緑道にたどり着けるかと思います。
スムーズに目的地に到着して桜を満喫しましょう♪
千鳥ヶ淵のメインの桜スポットである緑道の桜は、皇居の北側にある「田安門」のあたりから、皇居の西側にある「半蔵門」周辺までのお堀の両岸の道に咲いています。
桜はお堀の両岸にずっと長く続いているため、九段下駅か半蔵門駅の2つの駅が最寄り駅となります。
そのためどちらのルートで桜の場所までたどり着くかによってお花見をする順番も変わってきます。
九段下駅
千鳥ヶ淵緑道の桜を田安門側から見る場合は、東京メトロ東西線または半蔵門線に乗り、九段下駅で下車。2番出口から出て西に向かって歩いていくと、約5分で桜の咲いている場所まで行けます。
まず、九段下駅2番出口を出てまっすぐに進みます。その先にあるインド大使館を目指します。ファミリーマート九段下駅西店の手前を左に曲がれば千鳥ヶ淵緑道の入り口となります。
半蔵門駅
半蔵門側から桜を見る場合は、東京メトロ半蔵門線に乗り、半蔵門駅で下車。
5番出口から東に向かって歩き、約5分でお堀沿いの道に出るので、そこから緑道を通りお花見することができます。
竹橋駅
竹橋駅からは1a出口から出るとスムーズです。
お堀沿いに九段下駅の方に向かって、そこから半蔵門駅方面に進めば緑道を通るルートでお花見できますし、1a出口から代官町通りを通り、北の丸公園に進めば公園でお花見することができます。
アクセスに使う線や見たい桜の順番、またランチのお店の場所などを考えてどちらの駅からお花場所まで行くかを決めると良いかと思います♪
お花見でたっぷり歩いた後には美味しいお店でランチもおすすめ♪
千鳥ヶ淵のお花見で利用できる無料バスもおすすめ!
千鳥ヶ淵のお花見では、「千代田のさくらまつり」の期間限定で、無料バス「さくら祭号」が例年でています。
通常丸の内を巡回している無料シャトルバスが、千鳥ヶ淵も通るルートとして運行されます。
丸の内ルートから、千代田区役所前 ・神保町新世界前 ・小川町スポーツ店街 ・神田明神前 ・淡路町老舗街のマーチエキュート前 ・秋葉原和泉橋船着き場前 ・日本橋室町とめぐるバスとなります。
もしお花見したい日程がちょうど桜祭りに重なっていれば、無料バスが利用できるのでそちらも検討してみても♪
ちなみに2023年の千代田のさくらまつりは3/25,3/26の土日でした。
2024年の開催は2024.2.27時点ではまだ決定していませんが、同様の日程だとすると3/23、3/24の土日になりそうですね。
また、昨年2023年は「さくら祭号」以外にも「丸の内ダイレクトシャトル」という無料バスも出ていたので、2024年も同様のシャトルバスが出るはずです。
丸の内ダイレクトシャトルはさくらまつりの日程には関係なく桜の時期限定で毎日出ているバスで、東京駅から千鳥ヶ淵までを直通でつなぐバスとなります。
停留所は、千鳥ヶ淵戦没者墓苑駐車場と丸の内ビルディング横(行幸通り側)です。
2023年の丸の内ダイレクトシャトルの運行期間は3/31金~4/2日でした。
2024年も3/29金~3/31日という感じで運行されるのではないでしょうか?!
千鳥ヶ淵のおすすめ桜ルートでの混雑状況
千鳥ヶ淵のおすすめ桜ルートの中でやはり一番混雑しているのは、なんといっても千鳥ヶ淵緑道になります。
特に桜が満開で天気も最高の土日や祝日のお花見や「千代田さくらまつり」の開催日には大変混雑するので、混雑を避けたいなら、ここを避けると良いかと思います。
千代田区の発表によると、コロナ前の平成31年の桜の時期の12日間で、千鳥ヶ淵緑道周辺の来場者数は約130万人とのこと。
単純に計算すると1日10万人以上が桜を見に千鳥ヶ淵を訪れることになります。
特に「さくらまつり」の2日間の人出が一番多いかと思うので、まつりの日がピークで1日数十万人の人出なのではないでしょうか。
これは1日に人出が集中する花火大会の人出が100万人となることを考えると、かなり少ない人数ですが、それでも混雑は避けられないと考えた方が良さそうです。
混んでいるのが嫌な場合は、午前中の時間帯や開花してから5分咲きくらにの少し早めの時期に千鳥ヶ淵のお花見を計画してみてください。
まとめ
桜の名所である千鳥ヶ淵でお花見をするなら「どんな道順でお花見するか?」を事前にチェックしておきましょう。
一番人気の桜ルートは千鳥ヶ淵をぐるっと1周するコースで、その他時間短縮でサクッと桜を満喫するお花見コースもおすすめです♪
千鳥ヶ淵緑道や公園などを含めて桜並木がずっと続いているため、千鳥ヶ淵の桜の場所までは2つの最寄り駅からアクセスできます。
どんな順番でお花見するか?またお花見後にどこのお店でランチをするかによってどちらの駅を使うか決めると良いです!