7月に行われたホクレンディスタンス千歳大会(5000m)では、13分28秒31の6位(日本人3位)とU20日本記録を15年ぶりに更新し、10月17日に行われた第97回箱根駅伝予選会(21.0975kmハーフマラソン)で1時間1分47秒の好タイムを出した吉居大和選手。
大学1年生のルーキーながら終盤のスパートが魅力的な、2021年箱根駅伝でも注目の選手です。
中央大学・吉居大和の出身地などプロフィールと実家
まずは、吉居大和選手の出身地や身長体重などのプロフィールを確認していきましょう。
- 名前:吉居大和
- 誕生日:2002年2月14日
- 身長:168㎝
- 体重:50㎏
- 出身地:三重県出身(愛知県田原市とする情報もあり)
出身地については、「三重県」と「愛知県田原市」の2つの情報がありますが、三重県で生まれ幼い頃に愛知に引っ越しをしたという可能性が高そうです。
なぜなら、吉居選手の出身小学校中学校は田原市にある「大草小学校」「田原東部中学校」だからです。
その後、田原東部中→仙台育英高校→中央大学へと進学しています。
なので、吉居選手の実家も「愛知県田原市」にあるはず。
吉居選手が小中学生時代を過ごした「愛知県田原市」は、太平洋に面した渥美半島の先端に位置する街です。
島崎藤村の童謡 「椰子の実」や恋路ヶ浜で有名な”伊良湖岬”のある市で、”メロンロード”でも有名な『メロンの産地』!
吉居大和の家族構成と陸上選手だった両親
今回の箱根予選会でも素晴らしい結果を残した吉居大和選手が、どんな家庭で育ったのか?も気になるところです。
【#箱根駅伝 への道】
今夜は箱根駅伝予選会トップ通過の #順天堂大学、2位通過の #中央大学 の特集です!
両校のスーパールーキー #三浦龍司 選手、#吉居大和 選手の声もお届けします🎤
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— 文化放送大学駅伝独り占め (@ekiden1134) October 21, 2020
※写真右が吉居大和選手です。
吉居選手の家族構成は…「父親・母親・双子の兄(弟?)・2歳下の弟」の5人家族です。
吉居大和選手は、男3兄弟の”お兄ちゃん”ということですね。
そして、実は、ご両親も過去には陸上選手だったんです!
- 父親の吉居誠さん:トヨタ自動車陸上長距離部に所属されていた元陸上選手
- 母親の吉居美奈子さん:全国高校総体にも出場した元陸上選手
母親の美奈子さんに関する情報は探したところ、これ以上は見つからなかったのですが、父親の誠さんについては、トヨタ自動車の陸上長距離部に所属していた選手ということで、その遺伝子ははっきりと大和選手に受け継がれていますよね!
吉居大和の兄弟
そして、吉居選手の兄弟についても、吉居選手と同じように陸上をやっているのか?
気になるところですよね。
実は!
- 2つ下の弟の駿恭(しゅんすけ)さんが、やはり陸上選手
- 双子の兄or弟(兄という情報を見つけましたが、証拠はないよう)については、陸上はやっていないよう
なんです。
弟の駿恭さんも、将来を期待される陸上選手で、中学3年生時の2018年全国中学校体育大会では1500m優勝(タイム 3分59秒30)、3000m準優勝(タイム 8分35秒63)と素晴らしい成績を収めています。
駿恭さんは、兄と同じく「仙台育英高校に進学」。
2019年の全国高校駅伝ではなんと、3区で大和さん、7区のアンカーで弟の駿恭さんが走り、同校を優勝に導いたというところが記憶に新しいところです。
双子のご兄弟については、陸上はやっていないということで、家族の中では唯一「ランナー」ではないということになります。
きっと小さいうちは、3兄弟で走り回っていたに違いありませんよね。
陸上一家の中で、別の道を選んだ双子の兄弟の方がどんな方なのかも気になるところですが、一般の方なのであまり情報は出てこなそうです。
吉居大和の陸上の戦績
最後に吉居選手のこれまでの経歴も振り返っておきましょう。
【 #箱根予選会 】 #中央大学 ・吉居大和、初ハーフ好記録も「日本人トップを目指していたので悔しい」 https://t.co/QhwlkAEWlx #箱根駅伝 #スポーツ報知 pic.twitter.com/9AHtuQk1pW
— スポーツ報知・箱根駅伝情報 (@hochi_hakone) October 17, 2020
- 大草小学校時代
小学5年
第32回豊橋みなとシティマラソン(2012/11/25)
2km男子小学生の部 6位(タイム 7分13秒) - 田原東部中学校時代
中学3年
2016年全国中学校体育大会
3000m予選敗退(予選4組5位 タイム 8分56秒94 )
1500m予選敗退(予選4組6位 タイム 4分9秒21)
令和元年度の全国体力・運動動能力、運動習慣等調査の結果では、中学3年生で1500mの全国平均が400秒(=6分40秒)とのことなので、小学5年生で7分13秒のタイムは素晴らしいです!
中学生時代は、主要な大会には出場するものの決勝には手が届かず、華々しい活躍という訳ではありません。
特に3000mでは父親の誠さんによると、「レースの展開も不向きだった」という要因もあるようす。
また、スローペースが苦手という弱点から、ハイペースのレースが得意で”スピードが持ち味の選手”という、現在の特徴の原点が見てとれますね。
しかし、駅伝の3km区間タイムを比べてみると…
- 1年:9分41秒
- 2年:9分16秒
- 3年:8分40秒
と、なんと毎年30秒くらい短縮しており、日々の努力を感じます。
そして、高校進学後は…
- 仙台育英高校時代
高校1年
2017年全国高校駅伝 2区3.0km 2位(タイム 8分17秒)
ここでも中学時代に記録した自身の3kmの区間タイムを短縮しています。
ただ、父親・誠さんのこの時のコメントの中で「疲労骨折は完治」という言葉があるので、この頃から故障に苦しんでいたのかもしれません。
- 仙台育英高校時代
高校2年
右膝の故障に苦しみ思うような成績を残せなかったようです。
2018年全国高校駅伝では1区10.0kmを走り42位(タイム 31分53秒)と不本意な結果となっています。
そんな時期の、仙台育英高校OBの服部勇馬との、仙台育英高校という伝統校の絆を感じる良いエピソードも!
吉居大和選手(3年)は、昨年の都大路で右膝のけがを抱えたまま1区を走り、42位となった。大会当日の夜、宿舎を訪ねた服部選手から「終わったことに対しては何もできない。新しく生まれ変わる気持ちでやってほしい」と言われ、救われた。吉居選手は「楽しんでやらないと陸上をやっている意味がない」と前向きな気持ちで練習を重ね、
毎日新聞より引用
その甲斐もあってか、2年最後のレースとなる伊那駅伝では怪我を乗り越え復活を遂げています。
- 仙台育英高校時代
高校3年
2019年 チャレンジ・ミートゥ in くまがや 3000m総合1位 (タイム 8分6秒44)
このタイムは高校歴代4位とのこと!
まさに逆境をばねに飛躍していますね!
ここから、この年代でのトップランナーとの評価が出始めてきたようです。
初の全国高校総体(インターハイ)では5000mで3位(タイム 14分08秒12)となり、参加した日本人選手中ではトップゴールでの表彰台を獲得しています
そして、弟の駿恭とともに挑んだ全国高校駅伝での活躍へと繋がります。
- 中央大時代
大学1年
ホクレンディスタンス千歳大会 5000m6位(日本人3位)タイム 13分28秒31(U20日本記録更新)
怪我による不調も経験しながら、毎年毎年自分の記録を更新し続けている大和選手。
でも、最近の活躍で初めて大和選手を知った方は、これまでの記録をチェックしてみると、直近の華々しい活躍から受ける大和選手のイメージが変わるかもしれません!
2021年の箱根駅伝では、”中央大復活の切り札”とも呼ばれ、周囲の期待も高い吉居選手。
どうか怪我なく調整を行い、本番で十分に実力を発揮してほしいと思います。
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まとめ
- 吉居大和選手は、2002年2月14日生まれの、三重県出身で愛知県田原市で育った選手のよう
- 吉居選手の出身小中学校は愛知県田原市にあり、実家も田原市にあると考えられた
- 吉居選手は、双子の兄弟と2つ年下の弟、父親・母親の5人家族だった
- 吉居選手の両親は元陸上選手であり、父親の誠さんはトヨタ自動車の陸上の長距離部に所属していた選手だった
- 母親の美奈子さんも、全国高校総体に出場した選手のようだ
- 双子の兄弟(兄もしくは弟)はランナーではなかったが、弟・俊介は現役の選手であり活躍していた