みその消費金額日本一の鹿児島県!
地元で食べられている「豚みそ」やエナジードリンクとなっている「茶節」など、鹿児島県の味噌好きは知られていますが、その中でも有名なのが、薩摩藩から将軍に嫁いだ篤姫も食べていたという「麦味噌」!
麦味噌の栄養成分とその効能
麦味噌は九州や山口などでよく食べられている味噌で、一般的な味噌が米麹から作られるのに対して、麦に由来する麦麹から作られるみそのことです。
米麹で作る味噌よりも麦味噌の方が、麹の含まれる割合が多いため、甘みが強く、麦の香ばしい香りも良く、塩分が少ないのが特徴です。
また、麦味噌には大麦による食物繊維が多く含まれるので、美味しく自然と食物繊維がとれてしまいます。
さらに、
原料である大麦に含まれるのは「水溶性」の食物繊維βグルカン。
麦味噌の中の食物繊維は水に溶けるタイプなので、水に溶けない不溶性の食物繊維のように腸に詰まることがありません。
【人気のおすすめ麦味噌屋】各メーカーの麦味噌の違い
1.チョーコー
”チョーコー”は、老舗の醤油屋さん29軒がつくった「長工醤油味噌協同組合」が製造して、販売部門である「チョーコー醤油株式会社」が商品を届ける会社。
和食の原点となる味噌の製造技術を守り、伝統的な精神を大事にしています。
すべての原材料を九州産のものでこだわり作った”輝麦”が人気です!
特に麦にはこだわっていて、日本で唯一長崎でのみ作られている希少な”はだか麦”の「御島(みしま)はだか」を使っています。
2.マルヤス味噌
合成保存料、合成甘味料、漂白剤等は全く使わずに作り、熱処理もせずに届ける”生みそ”を作っている会社。
生みそは、生きたままの発酵菌が含まれているので、発酵が徐々に進むので毎日風味が少しずつ変わっていくのを楽しむこともできます。
3.山内本店(通販ブランド;梅屋)
創業は1751年の宝暦元年の老舗。
創業当時、梅屋という屋号でお店を始めたということから通販ブランドが”梅屋”となっています。
大人気の「まぼろしの味噌」を作っている会社で、そのまろやかな甘さと麦や豆の香りが良い美味しい味噌に、リピート買いする方も多いようです!
4.ホシサン
日本名水百選に選ばれている白川水源の水を使い、先代の古荘政吉の時代から、 職人たちに受け継がれてきた技術をもとに作った麹を用いて作った味噌をつくる熊本にあるホシサン。
ホシサンの「百年分の誇り」が詰まった”ごていしゅ”という麦粒みそは熊本県の人ならだれでも知っているという有名な味噌です。
麦粒みそは麦粒が残っている味噌のことで、麦本来の風味を感じられます。
5.はつゆき屋
鹿児島の麦味噌のお味噌屋さんで、なんと大河ドラマ「西郷どん」にも出演した”鹿児島の麦みそ”を作っています。
香り豊かな麦味噌の保存方法は冷凍がおすすめ!その理由と味噌玉の作り方
容器に入っている味噌の場合、表面には紙のようなフィルムがくっついていますが、あれは捨ててしまってOK。
その代わりに、より乾燥を防ぐために、ぴたっとラップをするのがおススメです!
そして、冷蔵庫や冷凍庫に入れて保存するのが味噌が劣化せずに保存できるコツです。
塩分のある味噌は、冷凍庫に入れても凍らないし、より低い温度の方が発酵が進まず風味を保てるんです!
また、味噌と具を一緒にした”味噌玉”をつくって冷凍しておくと一人前の味噌汁が、鍋やお玉なしにすぐに作ることができます。
<味噌玉の作り方>
- スプーン一杯大くらいの味噌をラップの上にのせる
- 乾燥した具(ワカメやとろろ昆布などお好みで!)も上に乗せる
- だしの素を少々ふりかける
- ラップで1~3をボール状に丸める
甘みの強いさっぱりとした味わいの麦味噌に合うみそ汁の具は、根菜類や豚肉などのお肉。
大根やニンジン、かぶやジャガイモ、サツマイモなど、野菜の甘みと麦味噌の甘みが溶け合ってとっても相性が良いんです。
根菜に限らず、野菜もいろいろなものをたくさん入れることで甘みがでるので、具沢山味噌汁もおススメです!
そして、豚肉などのお肉もその旨味が麦味噌の甘みと絡み合ってとっても美味しいんです。
まとめ
- 麦みそは、水に溶けるタイプの食物繊維が含まれており、また、良質なたんぱく質がしっかりとれる
- 麦みそはいろいろなメーカーで作られていて、お店によりその商品の特徴があるのでいろいろと試してみると良さそう
- 麦みそは甘みの強いさっぱりとした味わいなので、同じく甘みのある根菜類や旨味のあるお肉と相性が良い