紅葉スポットとして人気の高尾山は、登山コースとしても人気があり、その両方を楽しむために訪れる観光客も少なくありません。
美しく紅葉する高尾山を登る経験は子どもにとっても貴重な体験となるため、例年多くの家族連れで賑わいます。
高尾山の紅葉でおすすめのコース
高尾山は広範囲に紅葉が広がっていますが、山全体が真っ赤な紅葉だらけというわけではなく、杉林が主体です。
そのため、紅葉の見どころを押さえておくことで、より効率よく紅葉狩りを楽しむことができます。
基本的には、歩きやすく子連れでも安心の1号路を使うことをおすすめします。
「高尾山もみじまつり」が12月4日まで開催中。
— ぽぽイベ (@poper_info) November 2, 2022
紅葉の見頃11月中旬〜12月上旬。
一般的な1号路コースは他の山に比べると初心者も気軽に登れるし、途中までケーブルカーかリフトでショートカットも出来る。
トイレやビアマウントもあるので、ちょっとしたアクティビティデートしたい人にはおすすめ。 pic.twitter.com/oYCAam9TRM
見どころとなる紅葉スポットを網羅しつつ登山を楽しめるおすすめのコースは
ケーブルカー清滝駅 → 霞台展望台
→ サル園 → 仏舎利塔 → 薬院王
→ 山頂 → 紅葉台 → リフトで下山
となります。
また
- ケーブルカーの混雑がひどい場合は金毘羅台を経由して1号路を徒歩で登る
- リフトの混雑がひどい場合は歩いて下山する
などの選択肢もありますので、状況に合わせてご検討されても良いかもしれません。
高尾山の紅葉時期の登山は子連れでもできる?
高尾山は山頂までの高さもなく初心者向けの山であることから、お子さんやお孫さんを連れて登りたいと思う方も多いと思います。
秋の爽やかな天気の中、一緒に登ることができたら楽しいですよね(*^^*)
何歳から?
まずはいくつから登れるのか?ですが、
実は高尾山の登山はコースをきちんと選択しさえすれば赤ちゃんや未就学児連れでもチャレンジできます。
高尾山は、山であるにも関わらず山頂付近にはおむつ替えスペースと子ども用の便座のある広々としたトイレが設置してあるなど、トイレ設備が充実しており、子連れ登山者に嬉しい配慮がしてあります。
高尾山の山腹には、薬院王というお寺がありますが、参拝コース(1号路)は舗装されているルートで、小さな子ども連れの家族や、中にはベビーカーを押している人も見受けられます。
2歳児との高尾山
— 子育てメダカ🐟改良メダカの繁殖に挑戦 (@kosodatemedaka) March 24, 2022
ケーブルカーに乗ればベビーカーでも登頂できる。ただし階段が多いので夫婦でベビーカーを神輿のように担いで進む必要あり。坂道を押して歩くのもハード。決して楽ではないが、子連れでも楽しめる登山。 pic.twitter.com/4nxWFidIuI
コース選びの例としましては
ケーブルカー → 1号路 → 山頂 → 4号路 → ケーブルカー
というように、
子ども連れでも無理のない範囲で往路と復路で違うコースを楽しむという選択肢があります。
滑落など注意点
高尾山の登山コースは
- 1号路から6号路
- 稲荷山コース
- いろはの森コース
- 蛇滝コース
など様々なコースがあり、コースごとに登山の難易度が異なります。
ベビーカーや車いすを押しても登山ができる1号路から多少の登山の技術や体力の必要なコースまでありますので、自分のレベルに合わせて紅葉狩り登山を楽しむことができます。
1号路などの舗装されたコースでの滑落事故は少ないといえますが、他の本格的なコースでは滑落事故が起こることも考えられます。
- 中でも6号路(びわ滝コース)
- 稲荷山コース(見晴らし尾根コース)
などは、本格的な登山道となりますので初心者向けではありません。
だいたいの所要時間
高尾山には様々な登山道がありますが、登山の所要時間としましては大体1時間から1時間半ぐらいとなっています。
ケーブルカーやリフトを使えば山頂まで50分程度でたどり着くことができます。
子連れ登山にもおすすめの1号路を利用した場合
所要時間は
上り100分、下り90分
(ケーブルカー・リフト利用時上り50分、下り40分)
となっています。
麓から山頂までの最もハードなコースといわれている稲荷山コースの場合
所要時間は
上り90分、下り70分
となっており、麓からコース中間の展望台(稲荷山山頂)までは急な上りですが、中間から頂上までは比較的なだらかな道になっています。
高尾山の紅葉時期の子連れ登山での服装や持ち物
高尾山は、コースによっては比較的登りやすい山であるといえますが、子どもにとっては舗装された山道であっても慣れない山道だと考えて、用意しておくことがおすすめです。
靴
高尾山での登山の際の服装は、まずは歩きなれた靴が必須だといえます。
これはお子さん同様、大人も極力歩きなれたスニーカーなどを選ぶと良いでしょう。
上着
また、特に重要なのが高尾山の気候に対応できる脱ぎ着できる上着です。
高尾山の山頂は平地より3度前後低く、10度を少し上回る気温です。
しかし、山登りをしていると体温が上がり、山頂に到着する頃には汗をかいているということもあります。
そのため、紅葉時期の登山での服装は体温の調節がしやすい服を選び、身体が汗で冷えてしまわないようにお子さんにもインナーを着せるなどして、下山の際に寒い思いをしないよう準備していくと良いでしょう。
登山の上着は荷物にならないように軽量タイプのウィンドブレーカーを選ぶと便利です!
その他あると良い持ち物
- 帽子
- 雨合羽
- 水などの飲み物
- タオル
なども持っていくと良いものになります。
特に飲み物は歩いている途中でなくなってしまうと、山頂まで1号路を利用した場合でも上り100分はかかるので十分な量用意した方が良いです。
水分が不足すると電解不足になり疲れた足がツリやすくなるのでご注意を!
登山にも街でも使える帽子がおすすめ
お子さん、お孫さんとお揃いにするのもおしゃれで良いですよ( *´艸`)!!
まとめ
紅葉時期の高尾山は紅葉を見て楽しむだけでなく、実際に山を登って季節を感じようと訪れる家族連れにも人気のスポットとなっています。
紹介いたしましたように、小さな子どもや年配の方でも上れるようなコースもありますので、ご家族で、三世代で、と楽しめる場所です。
子どもにとっての登山の経験は、豊かな心と人間性を育むための貴重な自然体験となります。
特に紅葉時期である秋には、紅葉した落ち葉やドングリを見つけながらの散策ができるので、子ども心をくすぐる魅力的な体験ができるのではないでしょうか。