10月1日から2020年のインフルエンザワクチンの予防接種が始まり、26日からは子供への接種もできるようになりました!
でも、「インフルエンザワクチンの予防接種の予約ができない」という声が…。
もしも、予約ができなかった場合には、いつ打てるようになるのでしょうか?
また、子供への接種は今年はいつまでに打てば良いのか?

2020インフルエンザワクチンの予約が取れない状況と医療機関の事情
毎年”足りない”と言われることの多いインフルエンザワクチンですが、コロナ禍の状況で2020年のインフルエンザワクチン予防接種の状況は、例年の状況とはまた少し違うようです。
26日からは子供のインフルワクチン接種も可能となっていますが、「予約が取れない」という方も出てきているんです。
インフルの予約取れないよー。しかもかかりつけの小児科、夕方とか全く空いてない。
— めっちゃん (@yomecchan) October 26, 2020
インフル予防接種2回目どこも予約取れないね〜1回目のも在庫ないから予約不可だし〜😭
— おしげちゃんのmama2y+🤰 (@oshigenomayu) October 28, 2020
色々したい事はあるのに、インフル摂取の予約が取れないというソワソワで頭がいっぱいでござる
一番受けといて欲しいやつが一回目すらまだなんだもん…
せっかく摂取開始後すぐに予約取れたのに風邪でキャンセル→そのまま予約取れないから😇うぉぁぁぁぁーーーーーんんん😭😭😭😭😭
— スケ感m o r i 中 (@salyu_merkmal) October 28, 2020
やっぱり、新型コロナも流行しているので、「今年は打ちたい!」と思っている方が多いんですよね。
特に13歳未満の子供は2回接種することが必要なので、2回目の予約も心配している方も。
そして、予約が取れたとしても、風邪にかかったりして、結局打てないという状況にもなりがちな子供の予防接種…。

そして、「予約が取れない」というのは、各医療機関ごとの「インフルワクチンの在庫」という事情とも関連しているようです。
港区の「クリニックばんびいに」の時田医師によると、
「ワクチンの入荷は、昨年の入荷数によって各医院に割り当てられるので、なかなか今年だけ大量に入荷ということができない」
ということなんです!
「かかりつけの小児科では予約が取れなかったけど、あっちの小児科では予約はまだ受け付けている」
というのは、このような医療機関ごとの事情があるということですね。
医療機関にもよりますが、他で断られたりして困っている方には新規の方でも予約を受け付けているという場合もあるので、本当に困ったときには相談してみるのも良いかもしれません。

2020インフルエンザワクチンはいつまでに打てばよい?焦らなくても良い理由
予約が取りづらい状況のインフルエンザワクチンですが、いつまでに打てば大丈夫なのでしょうか?
- 通常13歳未満の子どもは、2回接種
- 1回目の接種から2回目は4週間あけないといけない
- 2回目接種から2週間後から効果を発揮する
- 例年のインフルの流行開始時期は12月~
という一般的な条件から考えると…
12月から逆算して、6週間前の10月末が最適という計算になるんです。
なので、前述の時田医師の見解によると、「10月29日現在の「予約が取れない」という状況では、免疫を付けるのが間に合わないという可能性も…。」とのこと。
でも、「スッキリ!」に出演の佐藤昭裕医師によると、
10/12-18のインフルエンザ発生状況は、
今年はまだ20件で、昨年2000件ほどだった件数から考えると、きわめて少ない状況だとのこと!
なぜなら、例年のインフルエンザの流行は海外経由のものだったため、コロナ禍で海外との行き来がほとんどない状況が功を奏しているから。
なので例年と比べ、インフルエンザの流行が12月よりも後ろにズレる可能性が高いということです!
また、政府の発表によると、今年は「6644万人分のインフルエンザワクチンの供給を予定している」ということなので、約3300万本(1本で2人分)が11月末までに出回ることになっています。

予定通り、予定数が11月末までに供給されれば、11月~12月には予約が取れるはずです!
もし12月初旬になってしまっても、12月中もしくは1月初旬に2回目を打ち、1月の中旬にはワクチンの効果を発揮してくれます。
毎年、全国的な人の移動が起こる年末年始で、流行がさらに広がることが多いので、十分間に合うと思われます。
佐藤医師によると、
インフルエンザワクチンの接種をしていれば、もし熱が出ても、”コロナかインフルか”の診断の中でインフルの可能性を消せるので助かる
とのこと。
でも、インフルエンザの予防接種はしたいところですが、現在の予約が取れないという状況…。

まとめ
- 2020年のインフルエンザの予防接種は、10月29日現在、予約が取れない医療機関も出てきていた
- 医療機関によって「予約が取れる」「予約が取れない」という状況があるのは、昨年の入荷数によってメーカーから入荷されるという事情があった
- 今年のインフルエンザの流行は、昨年を比べてもまだかなり少なく、流行が12月よりも後になることが予想された
- 政府の発表によると、昨年以上の6644万人分のインフルワクチンを用意する予定となっており、11月には順次入荷されていくと考えられた