ここ数か月のマスク不足で、手作りマスクに挑戦される方も増えてきました。市販のものよりもフィット性が高く、好きな柄やデザインのガーゼを使うことができてマスク製作も楽しいですよね。
一方で子供用のマスク製作はサイズ感が難しく、子供にフィットするマスクを作るのは難しいといった声をよく聞きます。 そんなときはノーズワイヤーが入った立体マスクがおすすめです。鼻と接する部分にワイヤーを入れるため、より子供の顔に合うマスクを作ることができますよ。 |

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今回はノーズワイヤー入りの小学生向けの立体マスクの作り方を詳しくご紹介します。
顔にフィットするノーズワイヤー入り立体マスクの材料

ノーズワイヤー入りの立体マスクには以下が必要になります。
作る前にご用意くださいね。
- 表布(かわいい柄やキャラクターの布が人気、通気性のあるもの)
- 裏布(ガーゼやコットン、リネンなど肌に触れても良い清潔なもの)
- ワイヤー、ない場合はラッピング用の針金でも代用可能
- マスク用ゴム(25cm)、ない場合は細めのヘアゴムでも代用可能
- 型紙データ印刷用紙
- 裁ちばさみ、チャコペン
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ノーズワイヤーはラッピング用の針金でも代用できるので便利です!

ねこ
小学生用フィルターポケット付きの立体マスクの作り方

ではマスクの作り方を順番にご紹介します。

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見出しは小学生用となっていますが、作り方は大人も小さい子用も同じになりますので、様々なサイズで作ってくださいね。
- 市販の大人用の立体マスクを半分に折り、紙にうつし、片側の型紙を書きます。
小学生用なのでだいたい1㎝ほど全体に小さめに。 型紙は片側だけのものなので、縦は1.5㎝マイナス横は0.5㎝マイナスにするくらいがちょうど良いです。 耳側の部分はゴムを通すための3㎝幅のゴム通し部分を余分に書きます。 この部分はゴム通しの必要ない裏地は1.5㎝になるので裏地を切るときに注意してください。 - つくった型紙の外側1cm部分に縫いしろを書き、その線に沿って型紙を切ります。
- まず表布を用意します。
左右2枚必要なので、表面が内側になるように布を二つに折ってその上に型紙を置きます。 型紙に沿ってチャコペンでなぞります。 - 表布2枚まとめてまち針で留め、線に沿って2枚まとめて裁断します。
- 裏布を作る場合は、型紙の耳側のゴム通し部分1.5㎝内側の線で紙を一度折り、3・4同様に布を裁断します。
- 表布、裏布の裁断が終わったら、布の表面が内側になるようにそれぞれを重ねてまち針で固定し、
曲線の内側から1cmを縫っていきます。 縫い終わったら、カーブに沿って切り込みを入れます。 (1cm間隔で切り込みを入れると仕上がりがきれいです。) - 指かアイロンで切り込みを倒していきます。
縫い合わせた表地を裏返し、縫い合わせた中心線から2,3mm外側を、倒した切り込みと表地を重ねながら縫っていきます。 裏布も同じように縫います。 - 続いて裏布の端を縫います。
裏地の表面を下にし、耳に近い部分の1.5㎝ゴム通し部分を折り込みます。 7mmほどの幅で2回折り、アイロンか指でしっかりと押さえてから縫います。 - 表布と裏布を縫い合わせます。
それぞれの布の表面をくっつけるようにして重ね、中心がズレないようにまち針で固定します。 その後上下のカーブも揃えてまち針で留めてください。 - マスクの端から1cmを縫っていきます。
その後2枚の布の間に手を入れて表裏をひっくり返します(これで出来上がりのマスクの表裏になります)。 縫い目の上からアイロンをかけ、裏布を1cmの幅で折り、その上からのさらにアイロンをかけます。 - マスクの上下を端から縫います。
マスクの上部分はさらにその下数ミリのところを再度縫います。 ノーズワイヤーを入れる場合は端から1cmほど下を縫い、隙間からワイヤーを入れやすい幅を確保しておきます。 - 表布を下にして、裏布の端から1cmを内側に折ります。
アイロンで軽く抑えたあと、さらに表布との境目に向かって折ります。 布同士が重ならないように注意して、まち針で留めます。 反対側も同じように折ります。 - 先ほど折った折り目を縫います。
反対側も縫い、一度全体にアイロンをかけて生地を整えます。 マスクの端からワイヤーを入れます。 - ゴムを通します。
左右にゴムを入れて結び目を作り、結び目をマスクの中に隠すと完成です。
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工程を文字にするとちょっと複雑ですが、実際にやっていると意外に簡単です!
分かりにくいという方は、こちらの動画がとても分かりやすかったので、参考にしてみてください。
小学生用フィルターポケット付き立体マスク作成で準備する布の大きさと所要時間
大人と違い、子供用は一回り以上小さい布で作ることができます。
生地の目安として表布はタテ15cm×ヨコ30cm、裏布はタテ15cm×ヨコ25cmほどあれば十分です。 出来上がりは小学生用サイズでタテ約12.5cm×ヨコ16cmです。 |
今回のフィルター付きポケットマスクの製作時間は20分~30分ほどです。
内側のポケットとノーズワイヤー部分を作る工程があるため、シンプルなマスク製作に比べると多少時間がかかります。
その分、ウィルスやほこりを通さないフィルターを入れることができますので、手作りですが、高機能なマスクに仕上がります。

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まとめ
今回はノーズワイヤーがあるフィルターポケット付きの立体マスクについてご紹介しました。
ノーズワイヤーはラッピング用の針金で代用できるので便利です。
また、フィルターを入れるポケットを作ることで、フィルターを入れることが出来ます。
型取りや布の裁断はお子様にも任せてみるなど、親子で協力して楽しい製作時間を過ごしてくださいね。